エアロ化 ハンドル編
近年エアロハンドルが熱い。
フレームメーカーがエアロ化のトータルパッケージとしてハンドルも作り出したからだ。
canyon、BORA18、WILIER、ビアンキ(visionと共同開発?)、、、
TREK、SPECIALIZEDのような巨大メーカー以外も次々にフレームセットの付属品として投入している。
しかしながら残念なことにこれらは単品ではほとんど販売されていないようだ。
BORA18のハンドルが単品で販売されれば手を出したいところなのだが。
ハンドルの空気抵抗は機材の中でも大きい。ホイールを交換した拙者のつぎのエアロ化ターゲットはヘルメットかハンドルとなるだろう。
・現行ハンドル 3T ERGONOVA PRO
ハンドル幅380mmを使用。
ドロップが小さいのが気になりサブ機にドロップの大きい3T ROTUNDOをインストールしたところ、とても良かった。
もともと体型的に落差が取りにくいのでエアロハンドルもドロップが大きいほうが望ましい。エアロを突き詰めるならハンドル幅も380mmがよいだろう。
・3T AERONOVA
・3T AEROTUND
3Tは2種類のエアロハンドルをラインナップ。ドロップの大きい(139mm)AEROTUNDの方が良さそう。
LTDグレードでそれぞれ205g,185gとかなり軽量に仕上げている。
・zipp SL-70 AERO
エアロといえばzippだ。ハンドル幅380mmからラインナップしている。
ドロップは128mmと標準的か。
時速30マイル(48.3km)で7.5W削減。
・ENVE SES AERO ROAD BAR
強そう。リーチ77mm,ドロップ127mmと意外とコンパクト。
・MOST JAGUAR X/C 3K
ピナレロ本体と比べるといまひとつ胡散臭いMOSTのエアロハンドル。
ラインナップにフルカーボンはなくアルカーボンのみなのが自信の無さを感じてしまう。
チームウィギンスがMOSTを使用しているが、調べた限りこのエアロハンドルは使用されていないようだ。
HP上にリーチ、ドロップ、重量等詳細は一切不明という売る気のなさ。
ケーブルは中通しできない??ように見える
・BONTRAGER XXX AERO
ボントレガーは1時間で23秒の短縮を謳っている。380mmからラインナップしていることもありがたい。
ピナレロにボントレガーというのは好みの問題だが、アメリカンも悪くないと思っている。ドロップが123mmと小さいのが難点。
・SPECIALIZED AEROFLY
スペシャライズドは1時間で17秒の短縮を謳っている。ボントレガーと比較すると、リーチは短くドロップは大きい。
・ GIANT CONTACT SLR AERO DROP
サイズごとにリーチ、ドロップを調整している。380mmでリーチ70mm,ドロップ120mmとかなりコンパクト。
つづく
拙者もエアロしたい
小柄なロードレーサーは、自然とクライマーとなるものだ。
体格的に恵まれぬ拙者も御多分に漏れず、ロードバイク購入後2年間はヒルクライムが得意ジャンルであった。
そして軽量級クライマーこそ機材の重量には敏感となるハズだ。
体重+機材重量において機材重量の影響が大きいからである。単純な理屈だ。
ところでもし軽量級レーサーがルーラーやスプリンターを目指したら、機材の影響はどう変わるだろうか?
両者はクライマーと異なり、重量以上に空気抵抗=エアロが大事となってくる。
エアロ機材の効能として『時速40kmの走行において○Wの削減』という文言がよくある。
例えば、装着すると『時速40kmの走行において5Wの削減を期待できるエアロハンドル』があるとする。
これを大柄で時速40kmで走るのに300W必要な人間と、小柄で時速40kmで走るのに250W必要な人間とで比較すると、どちらがより大きいメリットを享受できるだろうか?そう、後者である。
そもそも体格の差は人間部分の空気抵抗には直結するが、機材の部分に関してはあまり影響がない。
なぜなら190cmでも160cmでもホイールの企画は同じ700cだし、ヘルメットのサイズだって体格ほどの差はないのだ。
絶対的なパワーで劣る小柄なレーサーこそ、機材の影響がデカいのである。
つまり小柄な拙者がエアロ機材に投資するのは必至なのだ!
長々と書いたけど、エアロ機材投資の自分への言い訳でした。