ロードハッカーズブログ

自転車チーム『ロードハッカーズ』のブログ

ヒルクライムに向けて糖質制限した弊害

2016年シーズンはヒルクライムレースを中心にスケジューリングした。

ヒルクライムはパワーウェイトレシオですべてが決まるといって過言ではない。

そこで流行(?)の糖質制限ダイエットに挑戦したのだが、結果としていろいろと体に支障がでてきたのでその弊害を記載したい。

 

糖質制限ダイエット概要>

期間:1月~5月(榛名山ヒルクライムまで)

内容:3食から糖質をほぼ抜く。ただし練習前後と1週間に1度のチートデイは摂取した。

体重:60kg⇒55kg

体脂肪率:5%まで落とすことに成功

その他:副次的なメリットとしてダイエット中は日中の眠気がほとんどなくなった。

 

そしてその弊害....

1.性欲が落ち込んだ

冗談のようだが、とても元気がなくなってしまった。。

男として悲しくなる。

 

2.暴食癖がついてしまった

基本的には我慢をしているので、一旦スイッチが入ると食べるのをやめられなくなってしまった。しかも罪悪感から吐いてしまうので余計体に悪い。

体に悪いと思っても食べて吐いてを繰り返してしまうようになってしまった。

 

3.脂肪肝になってしまった

普段糖質を取らないと、逆に脂肪肝になってしまいやすいらしい。

拙者もまんまとフォアグラを生成してしまったようだ。

 

4.やたらとイライラするようになってしまった

些細なことでどうしてもイライラしてしまうのだ。

やはり脳みそに糖分がいないからなのだろうか。

 

5.食費が上がった

以前は米を中心とした食事だったが、肉や野菜中心の生活となるとどうしても食費が嵩んでしまう。まあこれは仕方がない。

 

 

当初は富士ヒルクライムまで断糖する予定であったが、ハルヒル後はさすがに体が持たないと判断し、ダイエットをやめることにした。

そもそもヒルクライム前日のカーボローディング時に暴食スイッチが入ってしまう体たらくでダイエットの意味も薄れる。

 

数ヵ月後、そこにはしっかりリバウンドしたムルヒムの姿が!

「ダイエットにはこりごりさ。もう2度とあんなことはしないよ。

 でもロードバイクは続けるよ。それが拙者の運命だからね!」

 

・・・・・・

しばらくは暴食癖が抜けきらずリバウンド王の名をほしいままにしてしまったが、3ヶ月ほどしてようやく落ち着いた。

自転車は楽しいスポーツだが、体を壊してまで結果を求めるべきではない。

こうしてヒルクライム減量至上主義から平坦エアロ主義に鞍替えすることになったんだ。

続エアロハンドル

サイクルスポーツ11月号であらためて立証されたが、結局のところ機材のエアロ化よりもポジションの方が圧倒的に影響がでかいらしい。

どんなにエアロ化した機材でも、TTポジションには敵わない。

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そう考えるならば、BP4ハンドルはロード最強のエアロハンドルになり得るのかもしれない。。

エアロな機材ではなく、エアロポジションを取れる機材のほうが理にかなっているのかもしれないのだ。試してみたい。

オレンジ好きに捧げるカラーオーダーフレーム

唐突だが、むかしから拙者はオレンジが好きだ。

ロードバイクを買おうと思った当初、オレンジのロードフレームはないかなと探してみたもののなかなか見つからなかった。

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そんな中で目に付いたのはC59のオレンジカラー。

美しい。だが、ロード初心者にいきなり買えるものではない。

結局オレンジカラーはあきらめて、厨二黒赤カラーのIzoardXPを購入するに至った。

 

時は流れDomga65.1think2とかいうレーシングスペックの最高峰に手を出してしまったりしたわけだが、そんな今だからこそ次に買うフレームはカラーデザインを最優先して決めたいと思っている。

(IzoardとDogmaのデザインが気に入っていないわけではない。)

 

しかしながら2016年現在、市場はマットカラーや塗装重量を控えるため地味なデザインが主流となりつつある。当然オレンジカラーなど増えるはずもない。

そこでぽちぽち増えてきたカラーオーダーを使ってオレンジデザインをシミュレートしてみることにした。

 

・FUJI FUJI REMIX

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初っ端からオレンジ以外のデザインとなってしまって申し訳ない。

しかしFUJIはこのデーハーカラーが一番格好良くデザインできてしまった。

①カラー種類 それなり

デザインパターン 3色塗りわけ

③価格 安い(もともとフレームが安い)

④オーダーシステム 軽くてよい

欠点はオーダーできる全フレームサイズがオーダーできるわけではないこと。

このデザインのフレームはサイズ50しかオーダーできない。おいおい。

 

Pinarello myway

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わりと以前からあるカラーオーダーシステムだが、デザインの自由度が低く、また全く進化しておらずやる気のなさを感じてしまう。

とにかくカスタムできる箇所が少ない。

せめてロゴのカラーだけでも指定できれば。。

納期もそこそこかかるという噂。希少性という意味では目立つだろうな。

①カラー種類 少ない

デザインパターン 1~2色塗りわけ

③価格 高い(+8万弱)

④オーダーシステム 重い

 

近年のピナレロのレギュラーカラーは地味地味になってしまっている。

カラーオーダーで補完できればいいのだが、あんまり格好良く仕上がらないのが正直な感想だ。

価格と塗装重量なんてピナレロユーザーは気にしないんだからもっと手の込んだ塗装にしてほしいものだ。

 

・RIDLEY RIDLEY CUSTOMIZER

 

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塗り絵式。

あんまり現物のイメージわかないなー。

①カラー種類 それなり

デザインパターン 3色塗りわけ

③価格 不明(日本でオーダー可能か?)

④オーダーシステム やや重いわりにしょぼい

うーんとくにコメントはないっす。

 

・THOMPSON "Be Creative"

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いいじゃないですか~!

ついつい2パターン作ってしまった。

リドレーと同じ塗り絵方式だけど、こっちのほうが完成系がイメージできる。

多い、軽い、安いと3拍子そろっていると感じた。

①カラー種類 多い

デザインパターン 4色塗りわけ

③価格 安い(2万円)

④オーダーシステム 軽い

ネオンやメタリックカラーもあり。

これで2万円はお買い得じゃないですか?

 

ビアンキ Tavolozza(タボロッツァ)

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新しく発表されたカラーオーダーシステム。

しかしビアンキなら既存カラーのデザインで十分満足できてしまいそうだ。

今のところスペシャリッシマしかオーダー不可能??

なにぶんサブのカラーが細すぎて目立たない。

これからの発展に期待する、といったところか。

①カラー種類 普通 マットとグロス選択あり

デザインパターン 4色塗りわけ、だけどメインカラー以外は全然目立たない

③価格 安い(2万円)

④オーダーシステム 重い

 

・Canonndale カスタムラボ

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キャノンデールも新たにカラーオーダーを始めた。

はっきり言うとメインデザインにセンスを感じない。。

メインカラーのカラー種類は多いが、塗りわけ部分のカラー種類が少なすぎる。

いまのところ定期的にデザイン追加をしていて、メーカーとしても力をいれているようだ。これからに期待したい。ちなみに上記デザインで87万円也。

 

①カラー種類 少ない

デザインパターン 3色くらい塗りわけだが、メインカラー以外は黒・白・緑くらいしか選べない

③価格 ちょっと高い(6万円)

④オーダーシステム 重い

 

Trek Project one

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さすがに他のカラーオーダーと比べると、格の違いを感じる。

デザインパターンの種類とカラーの豊富さは他の追随を許さない。

そしてお値段も独走状態だ。

実際の利用者が一番多いシステムではないだろうか?

アンカーとかパナソニックも多いのかな?

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でも今なら下手にデザインするよりカンチェラーラモデルがいいよなあ。。

①カラー種類 多い

デザインパターン 多い

③価格 高い(ピンきり)

④オーダーシステム 普通

 

・Wilier 

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あまり知られていない気がするが、wilierもカスタマイズ可能である。

日本でオーダーできるのか?

システムは重いものの、塗りわけ箇所が多く自由度は高い。

今回Cento1Airのデザインと相まって一番素敵なデザインになったと思う。

 

①カラー種類 まあまあ

デザインパターン 塗りわけ箇所が多い

③価格 不明

④オーダーシステム やや重い

 

 

キャノンデールビアンキと大御所が相次いでカラーオーダーシステムを発表した。

この流れで他メーカーも採用や機能拡張の流れができればいいなとおもう。

いろいろデザインしてみて、メインカラー+サブカラー+ロゴの3箇所はカスタマイズしたいと感じた。

その点、THOMPSONはデザイン・価格・操作性すべて良かった。

ピナレロ、もっと頑張ってくれ。

ニールプライド2017

ついにナザレにもステム一体型エアロハンドルバーが!

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見たところ前作との変更点は前記のハンドルと長いヘッドチューブ、不評だった?内蔵ケーブルの取り回し、BB下にあったリアブレーキをシートステイに移動している。トレンドを押さえた設計のようだ。

エアロロードの中でもかなりスマートなデザインではないだろうか。フレームセット価格も手が出しやすい範囲だ。

また、同じ型でカーボン素材をグレードダウンした新ナザレもラインナップ。いいね!

 

ところでセカンドグレードに新型のナザレと、旧型のナザレ2が並んでるんだがナザレ2を選ぶ人はいるのだろうか?フレームの在庫がはけてないから継続しているのかな?と邪推してしまう。。

 

なお拙者イチオシのゼファーは変更なし。ディスクブレーキ版を期待していたのだが。

エアロ化 ハンドル編

近年エアロハンドルが熱い。

フレームメーカーがエアロ化のトータルパッケージとしてハンドルも作り出したからだ。

canyon、BORA18、WILIER、ビアンキ(visionと共同開発?)、、、

TREK、SPECIALIZEDのような巨大メーカー以外も次々にフレームセットの付属品として投入している。

しかしながら残念なことにこれらは単品ではほとんど販売されていないようだ。

BORA18のハンドルが単品で販売されれば手を出したいところなのだが。

 

ハンドルの空気抵抗は機材の中でも大きい。ホイールを交換した拙者のつぎのエアロ化ターゲットはヘルメットかハンドルとなるだろう。

 

・現行ハンドル 3T ERGONOVA PRO

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ハンドル幅380mmを使用。

ドロップが小さいのが気になりサブ機にドロップの大きい3T ROTUNDOをインストールしたところ、とても良かった。

もともと体型的に落差が取りにくいのでエアロハンドルもドロップが大きいほうが望ましい。エアロを突き詰めるならハンドル幅も380mmがよいだろう。

 

・3T AERONOVA

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・3T AEROTUND

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3Tは2種類のエアロハンドルをラインナップ。ドロップの大きい(139mm)AEROTUNDの方が良さそう。

LTDグレードでそれぞれ205g,185gとかなり軽量に仕上げている。

 

・zipp SL-70 AERO

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エアロといえばzippだ。ハンドル幅380mmからラインナップしている。

ドロップは128mmと標準的か。

時速30マイル(48.3km)で7.5W削減。

 

・ENVE SES AERO ROAD BAR

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強そう。リーチ77mm,ドロップ127mmと意外とコンパクト。

 

・MOST JAGUAR X/C 3K

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ピナレロ本体と比べるといまひとつ胡散臭いMOSTのエアロハンドル。

ラインナップにフルカーボンはなくアルカーボンのみなのが自信の無さを感じてしまう。

チームウィギンスがMOSTを使用しているが、調べた限りこのエアロハンドルは使用されていないようだ。

HP上にリーチ、ドロップ、重量等詳細は一切不明という売る気のなさ。

ケーブルは中通しできない??ように見える

 

・BONTRAGER XXX AERO

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ボントレガーは1時間で23秒の短縮を謳っている。380mmからラインナップしていることもありがたい。

ピナレロにボントレガーというのは好みの問題だが、アメリカンも悪くないと思っている。ドロップが123mmと小さいのが難点。

 

・SPECIALIZED AEROFLY

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スペシャライズドは1時間で17秒の短縮を謳っている。ボントレガーと比較すると、リーチは短くドロップは大きい。

 

 ・ GIANT CONTACT SLR AERO DROP 

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サイズごとにリーチ、ドロップを調整している。380mmでリーチ70mm,ドロップ120mmとかなりコンパクト。

 

つづく

拙者もエアロしたい

小柄なロードレーサーは、自然とクライマーとなるものだ。

体格的に恵まれぬ拙者も御多分に漏れず、ロードバイク購入後2年間はヒルクライムが得意ジャンルであった。

そして軽量級クライマーこそ機材の重量には敏感となるハズだ。

体重+機材重量において機材重量の影響が大きいからである。単純な理屈だ。

 

ところでもし軽量級レーサーがルーラーやスプリンターを目指したら、機材の影響はどう変わるだろうか?

両者はクライマーと異なり、重量以上に空気抵抗=エアロが大事となってくる。

 

エアロ機材の効能として『時速40kmの走行において○Wの削減』という文言がよくある。

例えば、装着すると『時速40kmの走行において5Wの削減を期待できるエアロハンドル』があるとする。

これを大柄で時速40kmで走るのに300W必要な人間と、小柄で時速40kmで走るのに250W必要な人間とで比較すると、どちらがより大きいメリットを享受できるだろうか?そう、後者である。

 

そもそも体格の差は人間部分の空気抵抗には直結するが、機材の部分に関してはあまり影響がない。

なぜなら190cmでも160cmでもホイールの企画は同じ700cだし、ヘルメットのサイズだって体格ほどの差はないのだ。

絶対的なパワーで劣る小柄なレーサーこそ、機材の影響がデカいのである。

つまり小柄な拙者がエアロ機材に投資するのは必至なのだ!

 

長々と書いたけど、エアロ機材投資の自分への言い訳でした。