ロードハッカーズブログ

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さらばDOGMA F8 Limitedカラーを採点する

Pinarelloはモデルチェンジの早いメーカーではあるが、傑作と名高いF8もいよいよ後継機F10が発表された。

F8の発表は2014年(=2015年モデルから)。

2014、2015、2016年の3シーズンフラグシップとして君臨していたということだ。

(メーカーのカタログだと発表時期もあってフラグシップ扱いは2015,2016年だけなんだなぁ)

 

その間、ツールドフランス2連覇という実績もありいくつかの限定カラーも発表された。

今回あらためて限定カラーおよびレプリカモデルを振り返ってみたい。

 

①チームSKY

なにはともあれF8といえばチームSKYのイメージだろう。

・2015 チームSKY 評価不能

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え?何が違うかって?

シートポストにSKYって書いてあるじゃあないですか!

 

・2016 チームSKY 60点

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SKYモデルは65.1時代から比較的シンプルにSKYカラーをタッチするものが多い。

その中でも2016年モデルは鮮やかで結構好きなほうではある。

ただ通常モデルの色違いってのはどうなの・・。

 

・2015 チームSKY ツールドフランスRhino)80点

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2015年ツールドフランス優勝記念としてRHINOシリーズを発売した。

フルームのイメージとしてサイが描かれている。

Pinarelloが動物をモチーフにしたペイントって珍しい気がする。

さすがに黄色は勇気がいるなー。イベントで数回見かけたけど、周りがざわついてた。

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この赤Verはかっこいい。欲しかった。買えなかった。

F8の赤系だと一番好き。

 

・2016 チームSKY ツールドフランスRhino)50点

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え?2015何が違うかって?

サイがかわいい感じになって、ペイントもシンプルになったよ。

2年連続同じようなデザインは減点です。

  

②Wiggins

実はチームSKY並に限定カラーがデザインされていたサーおよびチームWiggins。

F8発表後~2016シーズンまでにアワーレコード更新、リオ五輪、引退とイベント盛りだくさんであったことも影響しているのだろう。

・MYHOUR HR 80点

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ウィギンスのアワーレコード樹立記念。

カンチェラーラが引退しマルティンがアワーレコードに興味を持っていない現状、ツールドフランス優勝モデル以上にプレミアムなモデルなのではないだろうか。

シートチューブには54.526という脅威の記録が誇らしげにデザインされている。

全体的にブラックカラー中心の2016年モデルのなかでもカラーリングは目立って鮮やか。欲しいなあ。

 

Wiggo Tribute 90点

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こちらはウィギンスさんの金メダルをイメージしたモデル。

白に金色の差色が大変美しい!

トップチューブアルカンシェル・イギリス国旗と並んで本人の似顔絵を描いてしまうセンスにも脱帽です。まさにLimited!

なおブラックバージョンも存在する。2016年かな?

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 ZIPPもゴールドに合わせる成金っぷり。ステキ。。

本人が乗っている姿は格好良すぎでしょう。

 

・2016ツアー・オブ・ブリテン(ロード引退レース) 40点

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イギリスの英雄*引退試合*ツアーオブブリテン、ということでフレーム全体でイギリス国旗をデザインしました。

デローザのクオーレみたい。

このセンスはさすがに。。

 

・チームウィギンス 80点

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白・青・赤・金のウィギンスカラーを使ってシンプルにデザイン。

正直チームSKYよりよっぽどお洒落だよね。

 

以上ウィギンス関連。全体的にSKYよりスタイリッシュかつ限定感があって高評価。

 

③その他

・F8W 50点

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E-TAPを搭載したモデル。

うーん。フツーだね。

完成車価格132800円ならもうちょっとプレミア感出して欲しいかなあ。。

 

・スプリングコレクション 20点

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やっちまったな。

そもそもスプリングコレクションってなんやねん。

毎年シリーズで出しているわけでもないし、サマーコレクション等他の季節シリーズが出るわけでもないのに、何ゆえこのモデルは生まれたのだろうか??

カラーリングが奇抜すぎる。。

 

ポールスミスエディション 評価不能

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え?なにが違うかって?

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なんと各所にストライプがデザインされています!!

拙者には理解できません。

なお本国にはブラック以外のカラーもラインナップされております。

 

・La pina 20th Anniversary 50点

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ラ・ピナ サイクリングマラソン20周年記念モデル。

このモデルを買うならサイクリングマラソン出ておきたいよね。

そういう意味で日本人には敷居の高いモデル。

 

アイルランドナショナルチャンピオン 90点

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ニコラス・ロッシュモデル。

後述のブリティッシュモデルもそうだけど、ナショナルチャンピオンモデルで使われている色がキレイすぎる。

このモデルもグリーンとオレンジが鮮やかだなあ。

たぶん日本国内には展開されていないと思います。

 

・ブリティッシュナショナルチャンピオン 100点

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ピーター・ケノーさんモデル。

これほんとにカッコイイ。

ピナレロ定番のアシンメトリックになっており写真と反対側には赤字でDOGMAと記載されている。

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この赤と青の鮮やかな色味が本当にステキだ。。

というわけで今回のデザインでは個人的No1。

 

・ヴィヴィアーニ ゴールドモデル 20点

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もういっそ全部金色に塗ってしまえ!

 

まとめ

うーん。この記事書いてて思ったけど、なんか配色変えただけのモデル多くねーか。

かつてのイタリアメーカーは大変凝ったデザインだったが近年はどこもシンプルになってしまった。

せめて限定モデルくらいはかつての派手派手イタリアンを復活してほしいものだ。

チームSKYの影響か、妙に落ち着いたというか、イタリアからイギリスっぽいデザインになったというか。。

果たしてF10はいくつ限定モデルが作られるのだろうか。

discブレーキにしたらどれくらい重量差があるかまとめ

discブレーキには賛否両論あるが、個人的には次の一台はdiscブレーキのロードバイクを買いたいと思っている。

disc化最大のデメリットは重量増だ。

では、実際にどれくらい重くなるのか?以前にも書いたけど、あらため調べてみた。

 

①フレームセット(フレーム+フォーク)

SUPER SIX EVO HIMOD

777+280→829+360   +132g

IZALCO MAX

750+295→790+325   +70g

スクルトゥーラTEAM

800+265→865+380   +180g

TCR ADVANCE SL

900+300→990+320   +110g

ULTIMATE CF SLX

780+295→820+325   +70g

GALLIUM PRO

790+350→880+430   +170g

CERVELO S3

フレーム重量1050から-40gらしいけど、多分フォークは重量増だと思う

 

どこもフォークのマシマシからは逃れられないようだ。

その中でCANYONとFOCUSのトータル+70gは立派。

S3のフォーク重量が気になる。

 

拙者はDOGMA65.1が愛車なので、discロードでも重量増はなさそう。むしろ軽くなるかも笑

 

②完成車

ADDICT 20 7.38kg→8.16kg

ADDICT 30 7.82kg→8.5kg

TCR ADVANCED PRO 6.8kg→7.5kg

CONTENDO SL1 8.7kg→9.4kg

SCULTURA TEAM 6.6kg→7.5kg

SCULTURA 4000 8.2kg→8.7kg

SCULTURA 700 8.5kg→9.2kg

 

完成車はフレーム以上にお値段UPしたうえでの重量増と悲しい結果に。

disc完成車で6kg台は見つからなかった。多分日本未入荷のモデルならあるんだろうけど。

 S WORKS TARMAC disc 9070di2ペダルなしで7.02kgらしい。。

 e-tap版で6kg台になるかな?

 

③ホイール

zipp

202FC 1450g→1530g

303FC 1625g→1645g

404FC 1690g→1715g

 

SHIMANO

9100 C40 1485g→1532g

9100 C60 1769g→1616g!

後述のENVEを除いて唯一キャリパーより軽いパーツ。

元々キャリパー版がアホみたいに重かったせいもあるが、60mmハイトで1600gちょいならまずまずじゃあないかな?

 

MAVIC

アクシウム 1880g→2045g

KSYRIUM 1690g→1890g

KSYRIUM ELITE 1550g→1670g

KSYRIUM PRO 1475g→1595g

KSYRIUM PRO SL 1390g→1520g

COSMIC CARBON 1650g→1770g

COSMIC PRO CARBON SL 1450g→1570g

 

MAVICはほとんどのグレードでdisc版を併売。

キャリパー版と重量だけ比較すると、だいたい1.5ランクくらい下のグレードって感じか。

 

カンパ&フルクラム

ZONDA 1595g→1675g

RACING QUATTLO CARBON 1555g→1605g

RACING5 LG 1645g→1715g 

カンパ&フルクラムはまだまだdisc製品が揃っていない。コンポもようやくdisc製品がリリースされてこれからといったところ。

 

ROVAL

CLX50 1375g→1417g

CLX32 1280g→1350g

 軽すぎです。disc版でもまだまだ軽い。

 

ENVE

NEW SES3.4 1492g→1421g

ENVEもやべええ!!

リム重量400gを割ってるし軽すぎです。

 

以上、調査終了。

本当はコンポも比較すべきなんだけど、そもそも全てのグレードにディスク版がリリースされていない状態なので、今回はスルーしました。

ざっくり計算すると、ENVEのような飛び道具を使わない限りトータル0.5kg程度の増量は避けられないようだ。

あと調べていて、フレーム重量や完成車重量を明記してるメーカーは偉いなと。

 

おしまい

DOGMA F10のmywayで遊ぶ

いまいち自由度の低かったmywayがちょっと進化している…?

色数は少ないがロゴカラーが選択可能になった。

 

①ビビットカラー

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素敵。

 

②グレーにタッチオレンジ

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あーこれかっこいいわ。これ欲しい。

 

国内だとまだ受付してないのかな?

アップチャージがF8と同じなら税抜き69万円くらい。買えませんなー。

ロードバイクタイヤ 実際に使った感想まとめ(随時更新)

メーカー:ヴィットリア

モデル:ザフィーロプロ

サイズ:23C

ホイール:RS11

転がり:D

重さ:D

グリップ:D

耐久:A

好み:C

乗り心地:普通

寸評:

完成車初期装備タイヤ。

比較すると平坦・のぼりとも重く、コーナーでのグリップのなさを感じる。

耐久力はさすがのもので、実走・ローラー台含めて丸1年近く持った。

 

メーカー:コンチネンタル

モデル:GP4000S

サイズ:23C

ホイール:レーシングZERO

転がり:B

重さ:B

グリップ:B

耐久:B

好み:B

乗り心地:硬い

寸評:

とにかく乗っていて硬いという印象。

転がりの低さが話題となるが、他のフラグシップと比較して特別低いとは思わなかった。

硬さが気にならないならば弱点のないタイヤだと思う。

レーゼロとの組み合わせはちょっと硬すぎるかな。

5000kmほど走ってパンクなし。

なお23Cだが明らかに25Cくらい太い。

2017.09.10追記

zipp404/ミシュランラテックスの組み合わせで使ってみた。

硬さは変わらないが路面からの嫌な衝撃が消えた。はっきり言って速い。

日常運用できる組み合わせとしては最強か?

 

メーカー:パナレーサー

モデル:リブモPT

サイズ:25C

ホイール:RS11

転がり:D

重さ:E

グリップ:D

耐久:AA

好み:B

乗り心地:かなり硬い

寸評:

練習用として購入。

とにかく頑丈でパンクする気がしない。

1万kmほど走ったが、物理的にはまだまだ走れそう。さすがに乗り心地は重くなってしまったが。

GP4000S以上に乗り心地は硬く、25Cの幅も相まって独特な走行感を演出してくれた。

いうまでもなく重いが、トレーニング用として割り切っていたので問題なし。

なお、新品は超絶硬いため、嵌めるのに大変苦労した。

これにくらべればコンチネンタルも簡単に感じる。

 

メーカー:パナレーサー

モデル:クローザープラス

サイズ:23C

ホイール:RS11

転がり:C

重さ:C

グリップ:C

耐久:D

好み:D

乗り心地:普通

寸評:

重量が軽いだけ。

走りは軽くない。

急遽代理のタイヤが必要となったため購入した。

300kmほどでパンクした。

2017.3.11追記

以前はリアに使っていたがフロントで使ってみたところ、転がりの悪さが目立たず、登りやアタック時の軽さを感じた。

案外良いタイヤなのかも。

2017.5.2 追記

3500kmほど使用。初回以来パンクはなし。ひび割れが多くなり、走りに抵抗を感じる。限界が近いか。

 

メーカー:シュワルベ

モデル:ワン

サイズ:25C

ホイール:レーシングクアトロLG

転がり:A

重さ:C

グリップ:B

耐久:C

好み:A

乗り心地:やわらかい

寸評:

25Cだが、とにかくよく転がる印象。

乗り心地はやや柔らかく、走っていて気持ちがいい。

重量はそこそこで登りも問題なし。

5000kmほど走ってパンクなし。

転がり的においしいところは500kmくらいまでかな。

 

メーカー:ミシュラン

モデル:パワーコンペディション

サイズ:23C

ホイール:ZIPP404

転がり:B

重さ:B

グリップ:B

耐久:C

好み:C

乗り心地:普通

寸評:

特徴がなかった。

乗り心地、普通。転がり、普通。軽さ、普通。グリップ、普通。

他のフラグシップと比較してもとにかく特徴のないタイヤ。

ZIPP404に嵌めて実測25mm

 

メーカー:パナレーサー

モデル:RACE L EVO 3

サイズ:23C

ホイール:ZIPP404

転がり:B

重さ:B

グリップ:C

耐久:C

好み:C

乗り心地:普通

寸評:

ミシュランパワーコンペと比較すると、やや転がりが悪く登りが軽いという印象。

△型のタイヤ形状のせいか、コーナーで押し倒すとグリップが急激に変わるポイントがあってこれがすごい不安にさせる。パンクしたのかと思った。。

 

メーカー:コンチネンタル

モデル:ULTRA SPORTS

サイズ:23C

ホイール:RS11

転がり:C

重さ:C

グリップ:C

耐久:B

好み:C

乗り心地:普通

寸評:

練習用としたらすごくいいタイヤだと思う。

転がりも悪くないし、走りが重いとは感じない。耐久性もある。安い。

 

メーカー:コンチネンタル

モデル:SUPER SONIC

サイズ:23C

ホイール:レーシングゼロ

転がり:AA

重さ:A

グリップ:C

耐久:D

好み:A

乗り心地:普通

寸評:

最強のタイヤ。

他のフラグシップと比較して明らかに軽い。

登りも平坦もとにかく軽い。

ペラペラなので耐久性は見るからになさそう。

 

2017.09.10追記

メーカー:ヴェロフレックス
モデル:マスター
サイズ:23C
ホイール:レーゼロ
転がり:A
重さ:B
グリップ:A
耐久:B
好み:A
乗り心地:やわらかい
寸評:

ヴェロフレックスのタイヤはしなやかだとよく言われている。

実際その通りだった。

乗り心地は7bar入れても25cを履いているような感覚。

それでいて走りに重さを感じない。

転がりもなかなか優秀。

好きなタイヤだ。

 

2018/03/01追記

5000kmを過ぎたあたりからひび割れはないが、後輪が薄くなってきた。最終的に5500km走って交換。パンクなしだった。

 

フラグシップ限定だと転がりのよさは

Super SONIC>>ワン(25C)>GP4000S=パワーコンペディション>RACE L

という感じ。

カーボンクリンチャーはチューブラーと比較してもそんなに重くない説

今年の夏にZIPP404FCクリンチャーを購入した。

選定基準は①価格②リムハイト③重量④ブランド価値⑤規格(クリンチャーorチューブラー

①~④に関しては割愛するが、ZIPP404FCは条件を満たしていた。

最後まで悩んだのがクリンチャーにするかチューブラーにするか、という点だった。

(以下CL、TUと記載)

 

・ZIPP404FCとTUの比較

ハブ・スポークの設計に差異はなくリムのみが異なる。

 

CLリム

リムハイト:58mm

リム幅:26.53mm

リム重量:534g

(ホイール重量:1690g)

 

TUリム

リムハイト:58mm

リム幅:26.53mm

リム重量:453g

(ホイール重量:1505g)

 

CLとTUのリム重量の差は534-453=81gにもなる。

(微妙にホイールのトータル重量と差がある理由は不明)

ホイール外周部の重量は10倍効くという風説を信じるなら、少なくとも性能面ではCLを選ぶ理由はない。

 

・CLとTUのリム外周部の重量比較

確かにリム単体で見るとTUは圧倒的に軽い。

だが、外周部にはリム以外にもタイヤ(とCLの場合はチューブ)が必要となる。

それらを運用パターン、レース用パターンに分けた上で計算した。

 

①CL運用パターン

リムテープ:代わりにベロプラグ5g

タイヤ:200g程度のもの(コンチネンタルGP4000S等)

チューブ:80g程度のもの

計534+285=819g

 

②TU運用パターン

リムテープ:15g

タイヤ:280g程度のもの(コンチネンタルスプリンター等)

シーラント:30g

計453+325=778g

 

運用パターンの外周部重量差

819-778=41g

 

③CLレース用パターン

リムテープ:代わりにベロプラグ5g

タイヤ:150g程度のもの(コンチネンタルSuperSonic等)

チューブ:50g程度のもの

計534+205=739g

 

④TUレース用パターン

リムテープ:15g ←セメントの重量がよくわからんので

タイヤ:260g程度のもの(コンチネンタルCOMPETITION等)

シーラント:なし

計453+275=728g

 

レースパターンの外周部重量差

739-728=11g

 

上記のようにチューブ・タイヤを考慮するとCLもTUの外周部重量に肉薄することは可能ではないだろうか?

(正直CL贔屓の計算ではある。たとえばセメントは通常運用可能だし、TUにも150g程度の軽量タイヤは存在する)

 

・決断

上記計算結果を考慮し、CLを選ぶことにした。

思ったより重量的にCLも悪くないじゃん、と。

 

実際のところ、外周部の計算は自分を納得させるための理屈であった。

計算の条件からもわかるとおり、CLありきで考えていたのだ。

本音は以下の通りである。

・TUのランニングコスト高すぎ。パンク1回1万円とか無理~。

・CLならいろんなタイヤを試して遊べる。

・ちまたで噂されているCLタイヤの転がり抵抗

・セメントめんどくさそう

リムブレーキとディスクブレーキのホイールの重量比較

ディスクブレーキのロードバイクは確実な制御力と引き換えに、いくらかの重量増を招く。

フレーム、フォークはディスクに対応するためより強度が必要になるし、

ホイールはスポーク本数が増え、ディスクそのものの重量が追加される。

フレームセット

前者はキャノンデールSuperSixEvo Himodが値を出していていて、

キャリパー版:フレーム777g+フォーク280g 計1057g

Disc版:829g+フォーク369g 計1198g

差は141g。

これを大きいと見るか小さいとみるか。

元々超軽量フレームだから150g弱増えてもまだ軽量だとは思う。

クイックからスルーアクスルに変更(フロントのみ)して剛性が増したというインプレも散見するため、個人的にはアリではないか。

なんといっても拙者の旧式Dogmaに比べれば軽い軽い。

が、SuperSixEvoHimodを選ぶユーザーの場合はイメージだが軽さは重要視しているように思える。その視点からすると150gは大きいだろう。

あとは6.8kgの規定を守るor守らないかも選択肢に影響を与えるだろう。

 

ホイール

本題。

実際どれくらい差があるのか調べてみた。

対象はディスクブレーキ対応のクリンチャーorチューブレスorチューブレスレディ。

以下はモデル・リムハイト・ディスク版重量とキャリパー版(クリンチャー)との差異である。

 

①Zipp

すべてファイアクレスト(以下FC)版の比較。

いずれもワイドリムだが303が最大(29.9mm内径21mm)

202FC(TL) 32mm/1530g/+80g

303FC(TL) 45mm/1645g/+25g

404FC(TL) 58mm/1715g/+25g

リムハイトが低い202は増量が大きい。

303、404は微増だが、冷静に考えるとそもそもCL版が重い。

 

SHIMANO

9170シリーズから追加。比較対象のCLはフルカーボンではなくカーボンラミネート

蛇足だがSHIMANOがフルカーボンクリンチャーに舵を切らなかったのには落胆した。

WH-9170-C60(TL) 60mm/1616g/-153g

WH-9170-C40(TL) 37mm/1532g/+47

なんとC60はキャリパー版より軽い!

それだけC60CLが重いということもあるが、60mmハイトで1616gのワイドリムチューブレスなら普通にあり??

 

③Roval

Roval CLX32(TLR) 32mm/1350g/+70g

Roval CLX64(TLR) 64mm/1615g/+30g

Roval CL40(CL) 40mm/1543g/+63g

ここでも比較的リムハイトの低い32CLXの増加が大きい。

それでも1350gは優秀か。

実態は中心部への増量でリム重量は下がっているハズなので増加分ほど重さを感じないのかもしれない。

 

④フルクラム・カンパニョーロ

数が少ないので一緒に

RACING5 LG(CL) 27.5mm/1715g/+70g

RACING QUATTRO Carbon(CL) 40mm/1605g/+50g

ZONDA C17 26mm/1675g/+79g

 

⑤DT-SWISS

完組ホイールに関しては詳しくないけど、、ものが悪いわけはないだろう。

R32 SPLINE(TLR) 32mm/1725g/-10g

R23 SPLINE(TLR) 23mm/1655g/+55g

RC38 SPLINE(TLR) 38mm/1450g/-25g

RC28 SPLINE(TLR) 28mm/1325g/-10g

なんと32mmハイトからキャリパー版よりアドバンテージがあるではないか!

 

おおむねリムハイトが高い=もともとのリム重量が大きいものほど、Disc化の恩恵が大きいようだ。

逆にローハイト軽量ホイールは数字だけで見ると増加が大きい。

もっともこれはCLとTUの比較でも同様だが。

 

ここで、重量増があったからといって必ずしも走りが重くなるとは限らない。

なぜなら前期の通り重くなるのは中心部で、リム側は軽くなるからだ。

 

ではリム重量はどれくらい軽くなるのか?これも調べてみた。

⑥ENVE

SES3.4で比較。

35mmはワイドリムでリムが低く、45mmはノーマルに近くリムが高い。

SES 3.4 35mm/400g/-38g

SES 3.4 45mm/444/-29g

 

まとめ

CLと比較してみるとDisc版も悪くない。

そもそも拙者は重量度外視でパーツを選んでいるので、軽さよりも制御性や下りの安全性を優先したい気持ちもある。

あとはタイヤ(CL・TL・TLR)も含めたトータル重量で比較するとどうなるのか?

この点もまとめてみると面白いかな。

 

SPORTS BIKE EXPERIENCEに行ってきた

ニールプライドが出展するということで行ってきた。

が、残念ながら新型のナザレSLは展示のみで試乗車なし。

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全体を撮るの忘れた。。

この平面なデザイン素敵。

キャニオン、wilier、ビアンキと違いはあるのか不明。

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スペーサーも専用品。

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タイヤは25Cまでかな?

 

せっかくなので無印BURAとZEPHYRを試乗。

無印BURA

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ホイールはクアトロLG。タイヤはシュワルベ。

大きめサイズ コラム増し、試乗コースは先導有り、子供たちいっぱいのためあまり良い環境ではなかった。

ちょっと踏んだ感じでは剛性不足は全くなし。

印象が残らないほど正統派。

元々軽量フレームのBURA SLから設計を引き継いでいるが、クリテリウムのようなレースでも問題なさそう。

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写真だとわかりにくいが、BB周りはめっちゃ太い。

 

ZEPHYR

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ホイールはレーシング7。タイヤはザフィーロの28C。

爽やかなカラーリングがめっちゃ好み

 

乗っていて楽しいバイク。

サーヴェロのC3に似てるなと思った。フレームの性能が28Cタイヤの性格にスポイルされているのかもしれない。。

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このフォーク好き。

DISCブレーキモデル出ないかなぁ。

 

興味があったのでEバイクも試乗。

BESVのPS1というモデル。

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ハンドル周りはこんな感じ

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電動アシストは一定のパワーではなく、ガツン、ガツンと断続的にかかる。

不思議なことにアシストされてるよりアシストがかかってない時にブレーキが効いてるような感覚。

25km/mくらいでアシストは動作しないし、坂道でもないとアシストはいらないかなー。

思ったより全然楽しくなかった笑

 

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KOGAのこのフレームかっこよかった。