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ロードハッカーズブログ

自転車チーム『ロードハッカーズ』のブログ

結局ワイドリムに装着すべきタイヤサイズはなにが正解なのか

クリンチャーホイールはZippに始まり、MAVIC・カンパニョーロ・フルクラムそしてSHIMANOまでホイールのワイドリム化を完了したといっていい現状。

ワイドリムのメリットは空気抵抗の削減と転がり抵抗の軽減である。

デメリットはリム重量の増加だが、カーボン技術の発達もありほとんど以前と変わらない重量に仕上げてきている。

(正確にはリム重量ではなくハブ重量の削減でホイールセット全体としての重量を下げているだけなのかもしれないが、いかんせんリム重量についてはデータが少なく検証が難しい)

 

仮に重量が以前と変わらないのならメリットしかないのでは?

一見そんな気がするがヒルクライマーはこのワイドリム化を歓迎してはいない。

なぜか。

それはタイヤサイズの指定とそれによる重量増である。

一般的にワイドリム以前のリム内径15mmのころは23C~のタイヤが推奨されていたが、ワイドリムのリム内径17mm以上となると25C以上のタイヤサイズが推奨されている。

これがユーザーに拒否反応と混乱を生んでいる。

重量増に関して言えば

Continental Grand Prix 4000sⅡ 205g⇒225g

POWER コンペティション 195g⇒215g

パナレーサー RACE A EVO3 210g⇒240g

と少なからず23C⇒25Cで増加してしまう。

タイヤといえばリムよりさらに外周部に位置するパーツである。

たかだが20g程度の増加でもユーザが過敏になるのは致し方ないのかもしれない。

また25Cに対して、「乗り心地が良い=走りが重い」というイメージが先行しているような気もする。

 

タイヤが重くなるのが嫌なら、推奨されていないが23Cを使えばいいのではないか?

ここが今問題となっているように思う。

なぜならメーカーにより推奨タイヤサイズが異なるのだ。

たとえばフルクラム・カンパニョーロに関してはクリンチャーのワイドリムは25C以上を使用し23Cは「使わないように」としている。

25Cの使用は推奨ではなく、保障の条件としているのだ。

かと思えばGOKISOワイドリムホイールにContinental SuperSonic 23Cが最強という噂があったり、また別のメーカーはワイドリムに23Cを嵌めれば通常より横に広がるから25C相当の転がり抵抗を享受できるとしている、という噂があったり。

 

なんとなく「ワイドリムでも23Cが使いたいし、使えたらいいな」という雰囲気がする。

そこで今回はZipp404FCクリンチャーを例に、各メーカーが完成車に装着しているタイヤを調べてみた。メーカーが標準でセッティングしているなら問題はないだろう、という考えに基づいた調査である。

 

①GIANT PROPEL ADVANCED SL 0

使用タイヤ:GIANT P-SLR1 700*23C

 

FOIL Premium
使用タイヤ:Continental Grand Prix 4000sⅡ 700*23C

 

③BMC TimeMachine 01(TTバイク)
使用タイヤ:Continental Grand Prix 4000sⅡ 700*25C

 

④FELT IA1(TTバイク)
使用タイヤ:Felt Aero TTR2、700*23C

 

思ったより見つからなかった。。

確かキャニオンAEROAD2016で404FCがContinental Grand Prix 4000sⅡ 700*23Cだった気がするが。。

仕方がないのでZipp404以外も調べてみた。

⑤cervelo s5
ホイール:HED Jet 6 Plus SCT 内径21mm
使用タイヤ:Continental Grand Prix 4000sⅡ 700*25C

 

⑥キャニオンv AEROAD CF SLX 9.0 LTD

ホイール:ZIPP 404 NSW CARBON CL 内径17.25mm

使用タイヤ:CONTINENTAL GRAND PRIX TT CL F: 700-23C / R: 700-25C

 

スペシャライズド Venge Vias

ホイール:roval CLX64 内径不明

使用タイヤ:スペシャライズド S-WORKS Turbo F:22C / R:24C

 

Trek Madone9 (プロジェクトワン)

ホイール:BONTRAGER AEOLUS 5 TLR D3 CLINCHER ROAD WHEEL 内径19.5mm

使用タイヤ:BONTRAGER R3 HARD-CASE LITE TLR ROAD TIRE 26C

 

まとめ

なんの結論にもならないが、メーカーによってバラバラ。

17mmまでは23Cを装着するメーカーも多いので、ワイドリム即ち23C禁止とは言えない(GP4000Sは実測25Cらしいのでその辺も関係しているのかも?)。

ただしあくまでグレーゾーンであり使用は個人の責任で行おう。

内径17mmを超えるようなホイールは素直に25C以上を装着したほうがよさそうだ。

 

ちなみに拙者は現在、Zipp404FCにミシュランPOWER コンペティション23Cを装着している。

実測のタイヤサイズはほぼ25Cである。

さらに言えばZipp404FCは内径16.25mmだった。。17mmないんかい。。