ヴィットリア ルビノプロスピードと空気圧
ヴィットリアのカタログスペックではコルサよりも転がり抵抗が低く、第三者機関でも評価の高かった「ルビノプロスピード」。
このタイヤを通じていろいろ考えさせられた。
使用ホイールはレーシングゼロ。
いわゆるc15、ナローリムバージョン。
●初感
体重63kgの拙者(冬場の筋トレで大分増量していた 後ほど記事にしたい)、25cなので何も考えず前後6bar6.5barでセッティング。
重い。。。
期待値が高かったからか、妙に重く感じる。普通の練習用タイヤと同じレベルだろうか?
ここで改めてタイヤをチェックしてみる。
推奨空気圧「7〜9bar」?
●再度セッティング
推奨空気圧を満たしていない。
またよく調べてみると第三者機関の結果も低い空気圧の場合は他のタイヤに劣る性能であるとあった。
どうりで走りが重いわけだ。
しかし25cで7barか。
最近の傾向は25c低圧セッティングで23cと同じ転がりかつ乗り心地UPなのだが、、とか思いながら前後7barにセッティングし再度テスト。
なお7bar入れて幅は実測25mm。
確かに転がりは改善された。
だが乗り心地はよろしくない。まるで23cのようだ。
レーゼロの硬さとタイヤ自体の硬さが悪い方向に働いているようだ。
かといって転がりも他のフラグシップと比較して特別に良いという感じはしない。gp4000s2やシュワルベワンの方が優れているように思えた。硬さと空気圧でタイヤが跳ねるからだ。
それにナローリムと25cの組み合わせ自体が転がりではなく空気抵抗として影響を与えているのかもしれない。
フロントタイヤは明らかにリムより広い。最近はホイールとタイヤの組み合わせによってはタイヤが大きな空気抵抗の要因となり得ることがわかってきている。
そう考えてみるとタイヤ単体の性能は高くても、拙者の体重、レーゼロなどの要因もあって「走るタイヤ」ではないのかもしれない。
●評価
あまり良い評価ではないというのが正直なところ。スペックは高いのかもしれないが、
実際に走ると別の評価となってしまう場合もあるということがわかった。
基本的には硬いタイヤであるので、今回は行わなかったが、ラテックスチューブで運用をすれば高圧でも乗り心地は改善するかもしれない。が、拙者が次にヴィットリアをつかうならば、しなやかと評判のコルサだと思う。
ナローリムに25c以上は推奨空気圧のチェックが必要だな、というのが今回の教訓。