米国3大メーカーDISCエアロロードざっくり比較
2018ツールドフランスで米国3大メーカーが正式にDISCエアロロードが投入された。
・Specialized Venge
・Trek Madone
・Canonndale System Six
各社の(都合の良い)データから空力・重量面で3機種を比較する。
①Specialized Venge
・Venge Vias から40km走って8秒の短縮
・9170DuraAceDi2+CLX64(1615g)仕様で約7.1kg
②Trek Madone
・空力性能は前作と同等
・9170DuraAceDi2+アイオロスDisc6(1600g)仕様で7.4kg
③Canonndale System Six
・48km/hでmadone9比較で-6W、VengeVias -13Wの削減
・9170DuraAceDi2+Hollowgram KNOT64(1624g)仕様で7.7kg
以上、なおフレームセットの重量は今回気にしていない。
トータルインテグレーションが進んでいるためフレーム+フォークの重量だけでは比較できないからだ。
で、比較のキーは他社エアロロードとの比較をしてくれたSystemSixだ。
これを基準とすると、
①SystemSix対Madone
新型Madoneは旧型からの空力性能は変化なし。
よって(キャノンデールを信じるならば)SystemSixは新型Madoneより空力性能が優れている(48km/hで-6W)
②SystemSix対Venge
SystemSixはVengeViasより48km/hで13W削減。
新型VengeはVengeViasより40km走って8秒削減。
以前海外の実験結果で42km/hで40km走行時、2W削減で8秒短縮という内容があったので、新型VengeはVengeViasより42km/hで2W削減。
空気抵抗は速度の2乗に比例するというが、物理屋ではないのでこれ以上の正確な比較はできないか。
ただ「42km/hで2W」より「48km/hで13W」のほうが効果大きそう(テキトー)。
よってSystemSixは新型Vengeより優れている、と思う。
まとめ
重量:Venge(7.1kg)>Madone(7.4)>SystemSix(7.7)
空力:SystemSix>Venge>Madone (SystemSix-Madone比較48km/hで-6W)
Madoneダメじゃん!いや、まだMadoneにはIsoSpeedがあるから。。
前世代では他を圧倒していたMadoneだが、ここにきて一気に追いつかれ・追い抜かれ?てしまった印象だ。
そしてSpecializedは頑張った。いろいろ欠点のあったViasの完成度をぐっと高めてきたようだ。
なお今回の比較は、あくまでキャノンデールの言うことをすべて信じるなら、ということだ。
SuperSixEvoの空力の悪さは第三者の調査で判明しているし、実際にはそんなでもなかったよ、という未来が待っているかもしれない。
ちなみにどれに乗りたいかというと、BMCのTimeMachineRoadだったりする。
早いとこ第三者機関で比較記事を書いてくれー!