カーボンクリンチャーはチューブラーと比較してもそんなに重くない説
今年の夏にZIPP404FCクリンチャーを購入した。
選定基準は①価格②リムハイト③重量④ブランド価値⑤規格(クリンチャーorチューブラー)
①~④に関しては割愛するが、ZIPP404FCは条件を満たしていた。
最後まで悩んだのがクリンチャーにするかチューブラーにするか、という点だった。
(以下CL、TUと記載)
・ZIPP404FCとTUの比較
ハブ・スポークの設計に差異はなくリムのみが異なる。
CLリム
リムハイト:58mm
リム幅:26.53mm
リム重量:534g
(ホイール重量:1690g)
TUリム
リムハイト:58mm
リム幅:26.53mm
リム重量:453g
(ホイール重量:1505g)
CLとTUのリム重量の差は534-453=81gにもなる。
(微妙にホイールのトータル重量と差がある理由は不明)
ホイール外周部の重量は10倍効くという風説を信じるなら、少なくとも性能面ではCLを選ぶ理由はない。
・CLとTUのリム外周部の重量比較
確かにリム単体で見るとTUは圧倒的に軽い。
だが、外周部にはリム以外にもタイヤ(とCLの場合はチューブ)が必要となる。
それらを運用パターン、レース用パターンに分けた上で計算した。
①CL運用パターン
リムテープ:代わりにベロプラグ5g
タイヤ:200g程度のもの(コンチネンタルGP4000S等)
チューブ:80g程度のもの
計534+285=819g
②TU運用パターン
リムテープ:15g
タイヤ:280g程度のもの(コンチネンタルスプリンター等)
シーラント:30g
計453+325=778g
運用パターンの外周部重量差
819-778=41g
③CLレース用パターン
リムテープ:代わりにベロプラグ5g
タイヤ:150g程度のもの(コンチネンタルSuperSonic等)
チューブ:50g程度のもの
計534+205=739g
④TUレース用パターン
リムテープ:15g ←セメントの重量がよくわからんので
タイヤ:260g程度のもの(コンチネンタルCOMPETITION等)
シーラント:なし
計453+275=728g
レースパターンの外周部重量差
739-728=11g
上記のようにチューブ・タイヤを考慮するとCLもTUの外周部重量に肉薄することは可能ではないだろうか?
(正直CL贔屓の計算ではある。たとえばセメントは通常運用可能だし、TUにも150g程度の軽量タイヤは存在する)
・決断
上記計算結果を考慮し、CLを選ぶことにした。
思ったより重量的にCLも悪くないじゃん、と。
実際のところ、外周部の計算は自分を納得させるための理屈であった。
計算の条件からもわかるとおり、CLありきで考えていたのだ。
本音は以下の通りである。
・TUのランニングコスト高すぎ。パンク1回1万円とか無理~。
・CLならいろんなタイヤを試して遊べる。
・ちまたで噂されているCLタイヤの転がり抵抗
・セメントめんどくさそう